RPS法上認定されたバイオマス発電設備の種類と使用燃料


これまでに認定を行ったバイオマス発電設備の種類と使用燃料は次のとおりです。
なお、発電設備の種類は、使用燃料、エネルギー転換技術など一般的な事項をベースとして整理したものです。

発電設備の種類 使用燃料 助 燃 剤 発  電  方  法 摘    要
燃 料 区 分 エネルギー
転換技術
一般廃棄物 燃焼 @:一般廃棄物
A:一般廃棄物、下水汚泥、糞尿
灯油、軽油、重油、天然ガス、LPG 一般廃棄物をボイラーで燃焼して蒸気をつくり、その蒸気でタービン・発電機を回して発電する。 @A:自治体の清掃工場
一般廃棄物 天然ガス、重油、軽油 一般廃棄物をボイラーで燃焼して蒸気をつくり、その蒸気でタービン・発電機を回して発電する設備と天然ガスを燃焼してガスタービン・発電機を回して発電する設備を一体化した発電設備。 自治体の清掃工場
@:RDF(※ごみ固形燃料)
A:RDF、RPF(※紙・プラスチックの固形燃料)、紙屑、木屑、汚泥
重油、軽油、石炭、高炉ガスなど RDF等をボイラーで燃焼して蒸気をつくり、その蒸気でタービン・発電機を回して発電する。 @:自治体等の清掃工場
A:RDFを購入使用する工場
熱化学的変換
(溶融ガス化)
@:一般廃棄物
A:一般廃棄物、下水汚泥、糞尿
灯油、軽油、重油、天然ガス、LPG、コークス、石炭 一般廃棄物を溶融炉でガス化し、そのガスを燃焼して蒸気をつくり、その蒸気でタービン・発電機を回して発電する。 @A:自治体等の清掃工場
RDF 灯油、コークス RDFを溶融炉でガス化し、そのガスをボイラーで燃焼して蒸気をつくり、その蒸気でタービン・発電機を回して発電する。 自治体等の清掃工場
熱化学的変換
(熱分解ガス化)
一般廃棄物、肉骨粉 軽油、廃食用油 一般廃棄物を熱分解炉でガス化し、そのガスを改質・精製した上で助燃剤とディーゼルエンジンで混焼し、発電機を回して発電する。 自治体の清掃工場
一般廃棄物 灯油 一般廃棄物を熱分解炉でガス化し、そのガスを燃焼炉で燃焼して蒸気をつくり、その蒸気でタービン・発電機を回して発電する。 自治体の清掃工場
生物化学的変換
(発酵メタンガス)
一般廃棄物 一般廃棄物埋立処分場から発生するメタンガス(一般廃棄物のバイオマスがメタン発酵したもの)を採取し、そのメタンガスをエンジンで燃焼して発電機を回し、発電する。 自治体の埋立処分場
黒  液 燃焼 @:黒液(※パルプ製造工程で発生する蒸解廃液の油脂等可燃物)
A:黒液、木屑、RPF、ペーパースラッジ
軽油、重油、石炭、石油コークス 黒液をボイラーで燃焼して蒸気をつくり、その蒸気でタービン・発電機を回して発電する。 製紙工場
@:黒液専焼ボイラー
A:黒液専焼ボイラー、木質バイオマス等混焼ボイラーが混在
木質バイオマス 燃焼 木材チップなど(材料は製材屑、端材、間伐材、建設廃材、樹皮など) 軽油、重油、LPG、石炭、コークス、再生油 木材チップ等をボイラーで燃焼して蒸気をつくり、その蒸気でタービン・発電機を回して発電する。 @:木屑専焼ボイラー
A:木屑・化石燃料混焼ボイラー
熱化学的変換
(熱分解ガス化)
木質チップ、剪定枝、紙屑、繊維屑など 灯油、重油 木質チップ等を熱分解炉でガス化し、そのガスを燃焼炉で燃焼して蒸気をつくり、その蒸気でタービン・発電機を回して発電する。
畜産バイオマス 燃焼 鶏糞 重油 畜産バイオマスと重油をボイラーで燃焼して蒸気をつくり、その蒸気でタービン・発電機を回して発電する。 @:鶏糞専焼ボイラー
A:鶏糞・重油混焼ボイラー
生物化学的変換(発酵メタンガス) 「メタン発酵の原材料」:家畜糞尿 軽油 バイオマスをメタン発酵してメタンガスを発生させ、メタンガス(と軽油)をエンジンで燃焼して発電機を回し、発電する。 @:メタンガスをガスエンジンで専焼
A:メタンガス・軽油をディーゼルエンジンで混焼
食品等バイオマス 生物化学的変換(発酵メタンガス) 「メタン発酵の原材料」:厨芥ごみ、動植物性残渣、おから、木屑、汚泥など 軽油 バイオマスをメタン発酵してメタンガスを発生させ、メタンガス(と軽油)をエンジンで燃焼して発電機を回し、発電する。 @:メタンガスをガスエンジンで専焼
A:メタンガス・軽油をディーゼルエンジンで混焼
バイオマス油脂 燃焼 廃食用油 軽油 廃食用油(と軽油)をディーゼルエンジンで燃焼して発電機を回し、発電する。 廃食用油と軽油を混焼する設備
松ピッチ油 バイオマス油脂をボイラーで燃焼して蒸気をつくり、その蒸気でタービン・発電機を回して発電する。
下水汚泥燃料 燃焼 バイオソリッド燃料(※下水汚泥を加工して製造した顆粒状の燃料) 石炭 石炭とバイオソリッド燃料をボイラーで燃焼して蒸気をつくり、その蒸気でタービン・発電機を回して発電する。
燃焼 下水汚泥炭化燃料 石炭、重油、軽油 石炭と下水汚泥炭化燃料をボイラーで燃焼して蒸気をつくり、その蒸気でタービン・発電機を回して発電する。
その他産業廃棄物 燃焼 一般廃棄物、紙屑、木屑、繊維屑、動植物残渣、動物系不要物、やしがら活性炭など 重油、軽油、オイルコークス、石炭 産業廃棄物等をボイラーで燃焼して蒸気をつくり、その蒸気でタービン・発電機を回して発電する。
熱化学的変換
(溶融ガス化)
有機性汚泥、動植物油、動植物残渣、木屑、繊維屑、紙屑、一般廃棄物など コークス、鉱物油 産業廃棄物等を溶融炉でガス化し、そのガスをボイラーで燃料して蒸気をつくり、その蒸気でタービン・発電機を回して発電する。
 
(注) @ この表は、設備認定を受けた設備を区分したものです。
A 「燃料区分」は、使用する主要なバイオマス燃料を指標として区分しています。
B 認定設備はバイオマス、非バイオマスの両方を使用していますが、この表ではバイオマスのみを掲載しています。
なお、「使用燃料」は、当該種類の発電設備が使用する燃料を列挙しており、設備毎の燃料の組合せとは必ずしも一致しません。
C 「助燃剤」は、当該種類の発電設備が使用する助燃剤を列挙しており、設備毎の助燃剤の組合せとは必ずしも一致しません。
D 使用燃料と助燃剤の組合せは、BCの事情により、設備毎の組合せとは必ずしも一致しません。
E 「木質・畜産・食品等バイオマス」は一般廃棄物、産業廃棄物、副産物、商品に区分されますが、その区分は設備毎に異なります。
なお、これらの原材料は、判明する範囲内で例示しています。
F 「発電方法」は、バイオマスによる熱を電気に変換する過程などを簡潔に説明したものです。また、燃料名等は例示です。
今後、この表にない「発電設備の種類」、「使用燃料」の設備が認定されたときは、新たな発電設備の種類、使用燃料を追加記載する予定です。